字幕翻訳の技術
s皆さんは字幕翻訳について御存知でしょうか。
皆さんもご存知の通り、私達が普段外国の映画やドラマ、及びテレビ番組等を見る上で、この字幕翻訳は欠かすことができません。
ここではその字幕翻訳について、これにまつわる色々な話についてご紹介します。
字幕翻訳には字数制限が有ります。
これは字幕翻訳の基本的な言わばルールの一つです。
それではこの字数制限についてまずは紹介することにしましょう。
字幕翻訳の字数制限には"1秒4文字"というルールが有ります。
それでは一体どうして"1秒4文字"なのでしょうか。
まずはその由来について紹介することにしましょう。
日本で初めて字幕がついた映画は一体何時登場したのでしょうか。
皆さんは御存知でしょうか。
それは「モロッコ」という映画で、それが登場したのは1931年(昭和6年)の2月11日のことでした。
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ところで私達が字幕を読む際のスピードはどのくらいなのでしょうか。
言うまでもなく字幕の変化が速すぎれば私達がその字幕を読むのについていけなくなってしまいますし、逆に字幕の変化が遅すぎれば今度は字幕が映画のストーリーについていけなくなります。
その当時、観客が読める字幕は一体どのくらいの文字数なのか、と翻訳者らが実験を重ねました。
その結果、導き出された数字が1フィート3文字という数字でした。
この1フィートとはフィルムの長さのことで16コマに当たります。これを秒に換算するとしたら、1秒は24コマです。
従って1秒で4.5文字という数字がはじき出されます。ここから多少の余裕を持たせて、1秒4文字という数字が、現在の字幕翻訳のスタンダードになったのだそうです。
それでは同じく字幕翻訳に関する数字の問題として、今度は1行に書ける文字数は一体幾らくらいなのか、について考えてみることにします。
字幕翻訳には縦字幕か横字幕とが有ります。
そのいずれかによって字幕翻訳の字数も異なります。大体平均的な数字を言うと、縦なら1行あたり10~11字×2行で20~22字までといったところです。
そして横ならば制作会社によって異なることが多いのですが、通常1行13~14字×2行の26~28字までといったところが原則です。
ここではこのハコ書きについて紹介していくことにします。
この字幕翻訳に欠かせないハコ書きは、場合によっては「ハコを切る」とも言います。
このハコ書きは、映像を見ながらスクリプト(英文台本)にある台詞やナレーションを1枚の字幕ごとに区切っていく作業です。その書き方は個々の翻訳者によってさまざまですが、例えば区切る個所の前にスラッシュを入れて、そうして先頭に数字を書き込んでいくというのが一般的です。ちなみにハコ書きの場合、1つのハコに2人の話者のセリフが入ることはありません。
また字幕にする必要のないような台詞の場合、ハコを切りません。
これを字幕翻訳の世界では「アウトにする」と呼んでいます。